ども!タゴちゃんです!
それでは今日も動画編集をやっていきましょう。
今日は、前回から何度かやっている自作トランジションの1つ、映像が横へ移動するのに合わせて違う映像へと切り替わるトランジションを作っていきたいと思います。
ちなみに題名にある「パン」とは、映像を水平方向へと動かすことです。

まず最初の映像となる素材を1画像のようにタイムラインの「V1」へ挿入します。

次に先ほど挿入した素材にエフェクトの「複製」「ミラー×4」を適用していくのですが、前回紹介した「ズームイントランジション」の記事(過去記事 下記参照)の4画像から8画像の手順で適用していきます。そして2画像のようにエフェクトコントロール内の「スケール」の値を300にすることで、9つに複製されていた映像が元の映像サイズへなりました。

そしてこの映像を左へスライドさせるために、エフェクトコントロール内の「位置」の値にキーフレームを打っていきます。映像の最後に、3画像のように左へ半分程スライド(2画像作業時の「複製&ミラー」をしたおかげで、映像をスライドさせても画面に黒い部分がなくなっています。)させて、8フレーム程戻り元の位置でキーフレームを打ちます。

このスライドの動きは最初ゆっくりと、次第に早くなる動きにしたいので、先ほどの2つのキーフレームの左に「イーズアウト」、右に「イーズイン」を適用、速度のグラフを開き4画像のように右に山を目一杯寄せてあげます。(速度やグラフの説明は下記過去記事参照)

次に先程のエフェクトをかけた素材を「V2」へ、切り替わり後の映像素材を「V1」へ挿入します。この「V1」素材の始まり部分を5画像のように「V2」素材の最後から3フレーム前の位置に合わせます。そして赤矢印の「目」をクリックし、「V2」の映像が見えないようにしておきます。
先ほどの「V2」へ適用した「複製」「ミラー×4」を「V1」素材にも適用、スケールで同じように値を300にしておきます。

「V2」にしたキーフレームの逆をするのですが、まず6画像のように「V1」のエフェクトコントロール内の「位置」の、始まり部分に右へ半分ほど移動さしたキーフレームをうち、また8フレーム進ませて元の位置でキーフレームを打ちます。

またまた左のキーフレームに「イーズアウト」、右に「イーズイン」を適用、速度グラフにて山を、今度は7画像のように左へ目一杯寄せておきます。
これで「V2」の「目」を再度クリックし「V2」素材を見えるようにし、再生してみるといい感じに画面が切り替わっている映像になりました。
ここからさらに違和感がないように調整レイヤを使って編集していきます。

プロジェクトパネルで調整レイヤを作成(調整レイヤについては下記過去記事参照)、タイムライン上「V3」に配置するのですが、調整レイヤの始まりを8画像のように「V2」素材の左側キーフレーム部分に合わせて配置、調整レイヤの終わりは「V1」素材の右側キーフレームに合わせます。

エフェクトパネルから「ビデオエフェクト」「ブラー&シャープ」「ブラー(方向)」を選択して調整レイヤへ適用、調整レイヤのエフェクトコントロール内「ブラー(方向)」の「方向」の値を9画像のように「90度」へしておきます。

調整レイヤのエフェクトコントロール内「ブラーの長さ」の、始まりと中間地点と終わりの3箇所にキーフレームをうち、始まりと終わりには値を「0」に、中間地点には「100」とします。そして始まりキーフレームには「イーズアウト」、中間キーフレームには「ベジェ」、終わりキーフレームには「イーズイン」をそれぞれ適用し、速度グラフを表示してやると、10画像のように「ベジェ」キーフレームを頂点とした山が出来上がりました。

11画像赤矢印部分の青点を右へ、緑矢印部分を左へそれぞれ少し引っ張り、なだらかな山を少し急にしてあげます。
これで映像にあったブラーをかけれたのですが、ブラーの宿命ともいうべき、ブラーがかかっている時に画面の端の方が少し黒くなってしまうので修正していきます。

エフェクトパネルから「ビデオエフェクト」「スタイライズ」「ラフエッジ」を調整レイヤへ適用、エフェクトコントロール内の「ラフエッジ」の「縁」の値を「0」にすると、12画像のように画面の縁がきれいになりましたね。
これでようやくウィップパントランジションが完成しました!
今日はこの辺で終わりたいと思います。
ご購読ありがとうございました!またねん!
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