ども!タゴちゃんです!
それでは今日も動画編集をやっていきましょう!
今日は、
After Effectsのパーティクルを使用し、魔法で文字を描く

という上記画像のような映像製作をやっていきます。
まぁ簡単にいうと、
文字を書き順通りに光りながら表示させる
ということです。
上記過去記事には、単純にAfter Effectsを使って
「書き順通り」に文字を表示させる説明をしていますので、参照してください。
それではやっていきましょう!
After Effects 魔法文字 編集開始
まずはいつものようにコンポジションを作成、名前は「魔法文字」とでもしておきます。

「Command+T」でテキストをモニターに打てるようにして、
今回はモニター上に「Happy Wedding」と挿入、
すると1画像のようにテキストレイヤが作成され、「Happy Wedding」の文字がモニターに現れました。

2画像右側の「整列」や「文字」を使用して、丁度いい大きさ、位置、フォントにしてあげます。
今回は手書き順に表示させていくので、手書き感を出すために筆記体で表示しています。

次に、この白いテキストに魔法っぽい色をつけていきます。
エフェクトパネルから「4色グラデーション」を選択してテキストレイヤに適用。
すると3画像のような4色の色でテキストを表現することができます。
今回は明るい感じにしたいので、暖色系を4種類合わせていますが、この色はお好みで大丈夫です。

タイムラインのテキストレイヤを選択して「Command+Shift+C」のショートカットで「プリコンポーズ」をしておきます。
すると4画像のような画面になるので、プリコンの名前は「テキストプリコン」にしておきます。
チェックの位置も4画像の通り(「すべての属性に〜」)の場所に入っているか確認した後、「OK」をクリック。

赤矢印の「ペンツール」を選択して、テキストを書き順通りに5画像のようになぞっていきます。
(ペンツールで書き順通りになぞる詳しい方法は上記書き順文字記事参照)
今回は筆記体なので、前回記事のように1文字ずつ区切るのではなく、5画像のように文字間も続けて一筆書きのようにすると綺麗に見えます。

6画像はなぞり終わった全体図です。
後でやる「パーティクル」という光が、ペンツールで描いたこの線に沿って移動するため、
6画像のように文字なぞりの後に文字を丸っと囲ったり、
「i」の点の部分を最後にやっちゃっても遊びがあって綺麗に見えたりします。

次に、エフェクトパネルから「描画」の中にある「線」を選択して「テキストプリコン」に適用します。

エフェクトコントロール内に「線」が反映され、「ブラシのサイズ」の値を上げていくことで、8画像のように白い線(「カラー」の色になる)が太くなっていきます。

「ペイントスタイル」のプルダウンを「元のイメージを表示」に変更すると、先程白く塗りつぶされていた部分のテキストのみが表示されるようになりました。
ここで白い線の部分が文字を塗りつぶせていないところがあれば、その部分はこの段階で欠けるようになります。
なので、白い線はできるだけ文字をすべて被すようにしましょう。

ちなみに「開始」と「終了」の値をいじると、文字が線通りに現れていくのがわかるとともに、
現れる開始位置と終了位置を変えることができます。

今回は最初から表示させて最後まで表示し終わりたいので、「開始」を「0」、「終了」を「0」にし、「終了」のキーフレームをオン(11画像赤矢印をクリック)にしておきます。

今回は5秒後ぐらいに表示し終わりたいので、タイムラインの再生バーを5秒後まで持っていき、
エフェクトコントロールの「終了」の値を12画像のように「100」にしてあげると、
キーフレームを設定しているので、5秒間で文字が書き順通りに出現していく映像が出来上がりました。

次に細かい調整をしていくのですが、13画像のように若干まだ映らなくていい部分が映ってしまっていますね。

少し見えにくいですが、ペンツールで最初に点を打った14画像赤矢印部分を少し矢印方向にずらすだけで、
先程の余分な部分を消すことができましたね。
このように少しの手間をテキスト全体に施すことでよりクオリティの高い映像に仕上がります。
これで書き順通りに表示させる作業は終わり、次は光を挿入させるやり方です。

まずタイムラインの空きスペースで右クリックし、「平面」レイヤを作成し、名前は「マジックパーティクル」としておきます。

エフェクトパネルから「CC Particle Systems Ⅱ」を選択して、先程の「平面レイヤ」に適用させます。
するとただの平面だったのが、テキストが見えるようになった上で花火のような光が現れました。
※17、18画像諸事情により削除済み

次にエフェクトコントロールで、「Birth Rate」の値を「1」にすることで光の出る量を抑え、
「Producer」内の「Radius X・Y」を2つとも「0」にしておくことで出始めを一箇所に、
「Physics」内の「Velocity」の値を「0.2」にして、出る光の幅を狭くしてあげると、
19画像のように縦向きに落ちていく花火のような光になりました。

次に「Gravity」の値を「0.4」にしてふんわりとした光に、
「Longevity」の値を「1」にして光が出る時間を短くすることで、
20画像のような光になりました。

次に、「Physics」内の「Animation」のプルダウンを「Fractal Explosive」にすることにより、光の広がりが変わるようになり、
「Particle」内の「Particle Type」のプルダウンを「Line」から「Shaded&Faded Sphere」に変更して光の種類を変更し、
そのすぐ下の「Birth Size」を「0.05」にして始まりの光の大きさを小さくし、
そのまたすぐ下の「Death Size」「0.02」にして終わりの光の大きさを始まりよりさらに小さくします。
すると21画像のように小さい可愛い感じの光になりました。

次に「マジックパーティクル」のレイヤを選択してから「Command+D」で2つ複製し、それぞれ上から「粉」「星」「三角」の文字を名前に入れておきます。
「星」のエフェクトコントロールで、先程「Shaded&Faded Sphere」にした場所を「Star」にして「Random Seed」を「0」→「10」にしてやると、
22画像のように元々粉の光だけだったのがキラキラしたものが出るようになりました。

同じように「三角」のエフェクトコントロールで、先程「Shaded&Faded Sphere」にした場所を「TriPolygon」にして「Random Seed」を「0」→「20」にしてやると、
23画像のように粉と星の光に三角のキラキラが追加されました。
これでキラキラ光作りは完了し、最後にこの光を書き順通りに現れる文字に追従させる作業です。

タイムラインにある「テキストプリコン」を選択してショートカットキー「M」を打つことで「マスク」を表示させ、
パーティクルレイヤが3つもあるので今回はヌルオブジェクトでまとめておきます。
ショートカットキー「Command+option+Shift+Y」で24画像のようにヌルオブジェを作成し、名前は「ポジション」としておきます。

この「ポジション」を選択してショートカットキー「P」を選択して名前の通り「位置」を表示させ、
「テキストプリコン」の「マスクパス」を選択してから「Command+C」でコピーし、先程の「ポジション」の「位置」を選択して「Command+V」で貼り付けると、
25画像のように、再生バーのところにキーフレームがいっぱい現れました。
これによりマスクの位置に合わせてヌルの位置が動くようになりました。

ですが現段階ではマスクとヌルの移動速度があっていないので、
ヌルのキーフレーム全体をドラッグ&ドロップで選択し、またまたドラッグ&ドロップでマスクの始まりへと合わせ(元々あってたらしなくていい)、
ヌルキーフレーム全てを選択した状態のまま一番右端のキーフレームを「option」を推しながらドラッグ&ドロップで、
テキストの表示が終わる場所まで引っ張っていくと、
26画像のようにキーフレーム群全体が伸びるように表示できました。

次に、「粉マジックパーティクル」を選択して、「Producer」内の「Position」の時計マーク(赤矢印部分)を「option+クリック」してやると、
タイムラインに27画像のようなエクスプレッションを記入する場所が出現しました。

次にエクスプレッション右側のうずまきマーク(赤矢印部分)を28画像のようにドラッグ&ドロップで「ポジション」レイヤの「位置」まで引っ張っていってあげましょう。

するとこの粉のパーティクルは29画像のように、ヌルに沿って動くようになりました。
これと同じことを「星マジックパーティクル」「三角マジックパーティクル」にもやってあげると、すべてのパーティクルが追従するようになりましたね!
少しキラキラが足りないかな?と思ったら、

30画像のように3つのパーティクルをすべて選択、エフェクトパネルから「グロー」を選択して適用させると、30画像のようにキラキラ度が増します。

これでキラキラを発しながら魔法文字を描くのが完成しましたね!
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
ご購読ありがとうございました!またねん!
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