ども!タゴちゃんです!
それでは今日も動画編集をやっていきましょう!
以前「PremierePro」でエフェクトの「RBGカラー」を使った「グリッジ」を説明していたのですが、
この「RBGカラー」がアプデにより無くなってしまったので、

今回は上記画像のようなAfter Effectsでよりクオリティの高い
「グリッジ」という映像がブレるエフェクトを作成していきます。
今回は少しいつもより長いので、一緒に頑張っていきましょう!
After Effects グリッジ 編集開始

それではAfter Effectsを起動、プロジェクトパネルで「Command+N」で1画像のようにコンポジションを作成します。
今回のコンポ名は「グリッジ」という名前にしておきましょう。

2画像のように今回グリッジエフェクトを掛けたい映像素材をプロジェクトに挿入、ドラッグ&ドロップでタイムラインに挿入します。

タイムライン上の空いている部分で右クリックし、3画像のように「平面…」を選択、
色は今回はどうでもいいので、名前はわかりやすいように「グリッジエフェクト」としておきます。

この作成した平面レイヤを右クリックから4画像のように「プリコンポーズ」しておきます。

名前はこれまたわかりやすく「グリッジコンポジション」、
5画像のように、その下の「すべての属性を新規コンポジションに移動」にチェックが入っている状態にして、「OK」をクリック。

すると先程の平面レイヤ(名前は「グリッジ」)が6画像のように「グリッジコンポジション」になってますので、このレイヤをダブルクリック、

すると「グリッジコンポジション」のタイムラインが表示されました。
この中の7画像の「グリッジ」のレイヤをクリックして選択状態にしておいて、

8画像のように「ウィンドウ」から「エフェクト&プリセット」を選択してエフェクトパネルを表示

9画像画面右側のエフェクトパネルから「フラクタルノイズ(VRと書いていない方)」を選択してダブルクリック。

するとこの平面に黒いモヤみたいなエフェクトがかかりました。

11画面左側のエフェクトコントロール内で「フラクタルノイズ」内の
「ノイズの種類」のプルダウンを「ブロック」に変更し、

12画像のように「コントラスト」の値を「200」に、

13画像のように「明るさ」の値を「−20」に設定します。

14画像のように「トランスフォーム」内にある「縦横比を固定」のチェックマークを外してあげて、

15画像のように「スケールの幅」を「4000」に、「スケールの高さ」を「750」に設定しておきます。

次に下のところにある「サブ設定」の下にある「展開」の赤矢印の時計マークの部分を「option+クリック」すると、16画像のタイムラインのようなものが色々出てきました。

17画像のタイムラインの「展開」左にあるプルダウンをクリックすると「エクスプレッション」が出てきて、タイムライン右側に文字を入力できる場所が出現します。

この入力する場所に18画像のように「time*3000」と入力します。
これを打つことによって、再生すると勝手にノイズがぐりぐりッと動くようになります。

それでは19画像のように先程の「グリッジ」のコンポジションに戻るとノイズの画面になっているので、

タイムラインの「グリッジコンポジション」のレイヤの一番左にある「目」のマークをクリックして非表示にして、20画像のように元の船の映像が出てきました。

画面上部にある、21画像のように「レイヤー」→「新規」→「調整レイヤー」を選択、

今作った「調整レイヤー」が、22画像のように、タイムライン上のレイヤの一番上に現れました。

このレイヤは選択してからドラックアンドドロップでレイヤ同士の順番を入れ替えれるので、23画像のように「調整レイヤー」が真ん中に来るようにします。

そしてこの調整レイヤはわかりやすいように、24画像のように名前を「グリッジエフェクト」にしておきます。(レイヤを右クリックで名前変更可能)

この「グリッジエフェクト」を選択した状態で、エフェクトパネルから25画像のように「ディスプレイスメントマップ」を選択し、ダブルクリックで適用させます。

エフェクトコントロール内の「マップレイヤー」右側にある左側のプルダウンを、26画像のように先程タイムラインで非表示にした「グリッジコンポジション」に選択します。

27画像のように、その下の「最大水平置き換え」を今回だと「150」に、

28画像のように「最大垂直置き換え」を「80」にしておきます。

このままだと再生中ずっとウネウネしてしまうので、タイムライン右側でグリッジを掛けたい再生時間(今回だと6フレーム)に再生バーを持ってきて、
「Command+Shift+D」のショートカットで29画像のようにクリップをぶった斬ります。

ぶった切った左側の6フレーム分しか使わないので、30画像のように新しくできた「グリッジエフェクト2」を削除します。

この6フレームになった「グリッジエフェクト」を選択して「Command+D」のショートカットで31画像のように複製して、
6フレームクリップを31画像のように少し右にずらせば、2回だけ一瞬ブルルンっとグリッジがかかる映像が出来上がりました。

この2つ目のグリッジクリップは少し違いを出すために、4フレームにしておきます。

この作業を繰り返して33画像のように3つ目のグリッジクリップを作り、さらに同じ作業で4つ目も作ります。
先程の「最大水平・垂直置き換え」の値をそれぞれ変更することでさらに一つ一つのグリッジに違いが生まれます。

次に34画像のようにまたもや先程と同じ方法で「調整レイヤー」を作成し、

35画像のようにタイムラインの上から2番目に配置、調整レイヤーの名前は「バッドシグナル」にしておきます。
この調整レイヤーは画面を少し古臭くするためのものです。

「バッドシグナル」を選択状態、エフェクトパネルから36画像のように「壊れたテレビ2ー寿命」を選択してダブルクリックで適用。

エフェクトコントロールで「波形の高さ」と「波形の幅」を、37画像のようにそれぞれ「2」にしておきます。

次は色でブレを作っていきます。
38画像のようにグリッジを掛けたい映像素材(今回だと船の映像素材)を右クリック、プリコンポーズを適用します。

先程のプリコンと同じ箇所に39画像のようにチェックが入っているか確認し、名前は「クルーズ2mp4コンポジション」にしておき、OKをクリックします。

次に今作成した「クルーズ2mp4コンポジション」を「Command+D」で40画像のように3つになるように2回複製、

その3つすべてを選択状態にして、41画像のようにエフェクトパネルから「色かぶり補正」を選択してダブルクリックで3つすべてに適用。

タイムライン上でわかりやすいように、42画像のように「赤」「青」「緑」を名前にそれぞれ入れておきます。
そして3つ選択している状態で右クリックし、「描画モード」→「スクリーン」にすると、3つすべてに適用され、モニター上では先程より少し明るく映っています。

またまたエフェクトパネルから、43画像のように「マット設定」を3つすべてに適用させときます。

するとエフェクトコントロール内に44画像のように「マット設定」と「色かぶり補正」が出現しました。

それではこれから「赤」「青」「緑」それぞれをいじっていきます。
まずは「赤」のコンポから、45画像のようにエフェクトコントロール内の「マットに使用」のプルダウンを「赤チャンネル」に、
「ブラックをマップ」の右の色部分をクリックして赤色を選択(Rの値が255、他が0にすれば45画像の通りになる)します。

その下の「ホワイトをマップ」も46画像のように同じ赤(スポイドマークをクリックした後、先程の赤部分をクリックすると適用される)にします。

この「赤」と同じ作業を青でもしていきます。
(色の値は47画像を参照)

忘れずに「ホワイトをマップ」も青色に変更して、

「緑」も同様に

変更していき、「赤」「青」「緑」すべての変更が完了すると、モニター上では元の映像の色合いに戻っています。(映像は元々赤青緑の三原色からなるため)
そして次に50画像のようにタイムラインから「赤」レイヤの赤矢印部分をクリックし、「トランスフォーム」内にある「位置」が見えるようにします。

51画像のように、グリッジ部分の最初と最後に元の値のキーフレームをうち、その真ん中に「位置」の縦軸と横軸をずらしたキーフレームを打っていきます。
なお、一番始まりの部分は今回グリッジ状態から始めているため、キーフレームは2つだけになっています。
(キーフレームに関しての考え方についてはPremiereProと一緒の考え方と思ってもらって大丈夫です。)

同じことを「青」でも行い、(「位置」の値はそれぞれ違うものにする)

「緑」でも同様に作業します。すると、53画像のようにモニター上の映像が3色にぶれているのがわかるかと思います。
これで「グリッジ」エフェクトを映像に適用する手順は以上になります。
ただ、この膨大な作業を毎回一から作り直すのは大変すぎますよね?
ということでこのグリッジを掛けたい映像素材のみを入れ替える方法をやっていきます。

まずプロジェクトパネルを見ると、38画像で作成した素材の「プリコンポーズ」したコンポジション(「クルーズ2mp4コンポジション」)が出現しているので、これをダブルクリック、
すると54画像のようにタイムラインに「クルーズ2mp4コンポジション」が開かれ、中の「クルーズ2」素材が見えるようになりました。

次にプロジェクトパネルに新しくグリッジを掛けたい映像素材(今回であれば「クルーズmp4」)を挿入、

プロジェクトパネル上の「クルーズmp4」を選択→タイムラインの「クルーズ2mp4」を選択→ショートカットキー「Command+option+/」をすると、56画像のように素材が入れ替わりましたね。
これで元の「グリッジ」のコンポジションを見ても、新しい映像素材に対してグリッジがかかっている映像が出来上がりました。
今日はこの辺で終わりたいと思います。
ご購読ありがとうございました!またねん!
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